中国インターネット事情

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中国からGoogleにアクセスすると、よく人で無しと判断されてしまう

中国でGoogleを使うと、繋がらなかったり妙に遅かったりと、快適さは全くありません。
日本にいるときの快適なGoogleが懐かしいわけで、
仕方なしにVPNでも使って安定させようとすると、今度はGoogle側が繋げてくれません。

どうやら、ボットと勘違いされているようです。
Googleは利用者に対し常に人間かロボットかを判別するチューリング・テスト的なものを行っており、どうもVPNから来た人に対してロボット判定をする場合があるようです。


んで、こんな画面がでて、お前は人ではなく自動クエリーロボットだろ! と怒られ、
まさに金盾に勝るとも劣らぬ勢いで、利用者の検索をはじき返してくれるわけです。
しかも、これが出ると、その後はしばらくGoogleで検索できません。

中国の利用者はこのようにGoogleからものけ者にされているわけですが、Google側も、もし完全に人間とボットを区別できるのならそうしているはずです。
Googleの技術を持ってしても、検索クエリーだけで人間とボットを判別することは容易ではないのでしょう。
まあ、そんなものができるくらいなら、人間が書いたサイトなのか、それともSEO用の自動生成サイトなのか、もう少しちゃんと見抜いて順位をつけるはずです。
これが、自動化技術の権化であるGoogleの限界なのでしょう。

とりあえず、Googleは面倒なので、同じGoogleのエンジンを使っている「Yahoo Japan」で代用しています。
こちらは、人間だロボットだと、いちいち面倒なことは言わないので、なかなか便利です。

ちなみに、同じPCでも日本では問題ないので、ウイルス感染で自動クエリというわけではありません。