中国が発展したのも崩壊しないのも中国人が勤勉だから。ギリシャに行ってわかった

ギリシャのアテネには、パルテノン神殿で有名なアクロポリスの城下町ともいえるブカラ地区というものがあります。
嘗て、ベネチア軍が神殿を大砲で攻撃した時に、その瓦礫が飛び散った地区という意味とのことですが、今ではアテネ随一の観光地で世界中から多くの人々が押し寄せてきています。
道沿いには観光客目当ての数多くのお土産屋が立ち並び、それなりに繁盛していました。

古代の遺跡や美しい風景があるために、黙っていても世界中から観光客が来てくれるというのは羨ましい限りで、なぜこんな国が経済危機の震源地になったんだろと思ったりしたのですが、
夜になると、その原因が少しだけわかりました。

この地区、夜にはライトアップされたアクロポリスが見えるということで、遅くまでかなりの数の観光客が往来しています。
しかし、午後6時頃から、辺りのお土産屋は次々と閉店してしまうのです。
言い方は悪いですけど、これだけ「カモ」が居るのにもう店を閉めるのかよ! と唖然とした瞬間でした。
経済危機だから、なんとか稼ごうとかそういう気合が全く感じられないわけで。それどころか、様々なところでストライキも良くあるとのことです。
こんな状況ですから、いくら観光資源を持っていても国が傾くのも仕方がないのかもしれません。逆に経済危機に動じないギリシャ人も大したものですが。

そして、そんな状況の所に勤勉な人が来たら、それは無双状態でしょう。
店は無くても露店で営業を行い、店があれば遅くまで開けておくのではないかと思います。
ギリシャは遠いですから、あまり中国商人を見かけることはありませんでしたが、露店などにその影を見ましたので実に商売熱心だなと感心したわけです。

しかし、勤勉さが彼の地の国民を上回ってしまった時に、当然、地元との軋轢が発生するわけで、
さらに言うと、中国は世界中に輸出をしているから、輸入先の国との勤勉さ競争は常に起こってくるわけで、負けた方は文句の一つも言いたくなるわけです。
そういえば、ロシアでは勤勉な中国人農民に地元民が不満を持っているという報道をみたことがあります。

中国に対する悪評の多くは、実は地元の人が中国人の勤勉さに対抗できないことが原因になっているとも考えられるのではないでしょうか。
つまり、軋轢や文句は、地元の人が勤勉さ競争に負けた証拠と言えるわけです。

日本で華僑の力があまり強くないのは、日本人も負けずに勤勉なので、なかなか入り込む余地が少ないということなのかもしれません。
とりあえず、勤勉な国民が多い国ほど発展するはずだから、中国が発展したのもきわめて当たり前のことだと、遠い旅先で思ったわけです。

BRICSの中でも資源ではなく人で戦っているのは、中国とインドですが、より幅広い国民がそれに参加していたのはやはり中国の方でしょう。
新興国の成長性に疑いが持たれる中、中国経済だけがなかなか失速しないのも、この勤勉さ故だと思います。

ただ、夜中や朝っぱらから工事やるのはやめてほしいです。勤勉すぎです。