クールジャパンって最近どうなったんだろう?

経済産業省が主導して作った「株式会社海外需要開拓支援機構(クールジャパン推進機構)」の話。
この会社は、政府出資300億円の他、民間数社の出資が75億円。合計375億でスタートしたもので、アベノミクスの3本目の矢「成長戦略」を具体化したものという位置づけみたいです。

しかし、日本のアニメやゲームが好き=日本が好きではないというのは周りの中国人を見ていれば分かるので、アニメやゲーム自体は「クール」なのかもしれないけれど、抱き合わせ販売の「ジャパン」の方は残念な結果になっているという状況のように思えます。

別に日本製だけがそうなのではなく、数年前にフィンランド製のアングリーバードというゲームが中国で流行っていましたが、どこの国のゲームかと話題にしている人は全く居ませんでした。
単純に、面白いか詰らないかだけで、付加情報についてはよほど興味がある人以外は誰も気にしないわけです。

日本のアニメやゲームが流行れば、日本そのものも流行るという論理は既に破たんしている感じもするクールジャパンですが、具体的には何をやるのでしょうか?
そしてその手法で、日本のイメージアップは難しいにしても、せめて日本のアニメとかゲームを海外で流行らせることぐらいはできるのでしょうか?

どうやらその手法の一つが、日本の衛星テレビ局に数百億の投資をして現地で開局させて、それに日本のコンテンツ乗せるという手法のようです。
コンテンツを広範囲に流せば、一応、露出が増えて、流行るかもしれないという話なのでしょうけど。
それにしても、斜陽産業のテレビ局に数百億の資金を突っ込むなんて凄い発想です。
なんで、こんな面倒なことをわざわざやって、ネットでやらないのか? という素朴な疑問もでてきます。

結局のところ、海外にアニメやゲームを売り込むというのは単なるお題目で、本当の目的は予算をばら撒くことにあるのでしょう。したがってお題目の目的ではなく、真の目的は達成できるでしょう。

これは公共事業なんだから、それが当たり前の話かもしれませんが、それなら機動的な財政政策=第2の矢であって、第3の矢=成長戦略というのは過大広告なんじゃないでしょうか。

全くわくわくしない話でありますが、これが日本の成長戦略の現実なんでしょう。