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中国新幹線の席順が、なかなか思い通りにいかない

中国の新幹線。今やどこにでも張り巡らされているので、中国に来るなら乗ることもあるかもしれません。

筆者もこの一週間、この新幹線に乗りまくって、上海やら北京やら武漢やらあちらこちらに行ったので、この新幹線についてちょっと書いてみたいと思います。

中国の新幹線には大きく分けてG高鉄とD動車があり、Gは停車駅が少なく速いが価格が高く、Dは停車駅が多いので遅いが価格が安いといった感じです。

これに乗るには当然切符が必要です。
ネットで買うか、駅で買うか、あるいは街中の切符売り場で買うか。いろいろな手段があるのですが、特に外人は面倒です。
まず、外人はネットで購入しても自動受け取り装置が使えないので、必ず有人の窓口を利用するしかありません。駅の窓口や街中の切符売り場は有人なので、そこで受け取ることになりますが、外人は、駅でパスポートの登録をした後じゃないと、比較的空いている街中の切符売り場では受け取れないようになっていました。
ということで、必ず一度は駅の行列に並ぶ羽目になります。これが横から割り込んでくるやつとかいて、非常に腹立たしい行列ですが仕方ありません。
とりあえず、一度登録しておけば、街中の切符売り場でも受け取れるみたいですが。

外人の場合はメリットの薄いネット購入ですが、席順をうまくとるためにはこれを利用するのが良いでしょう。
中国の場合、席順の指定ができず、自動割り当てされるので、うまく同行者と隣どうしにすることが意外と面倒です。
ネット購入の場合、一日3回までキャンセルできるので、となりになるまで繰り返すことができます。
なんでこんな使えないシステムになっているのかといえば、ハードのみを全力で作っているので、ソフトまでは手が回らないのかもしれませんね。

どんな席があるかと言えば、

无座:立ち乗り
二等座:5列席(abc-df)が基本だが、寝台の場合は対面で3×3
一等座:4列席(ac-df)が基本だが、8両編成の場合? 対面個室で3×3(ac-f?)がありこれの場合は、とても狭く二等のほうが良い。
特等座:対面個室で3×3(ac-f?)。同行者が多ければいいかもしれないが、おすすめできず一等のほうが良い。
商務座:3列席(ac-f)。高いので乗ったことないが、ハズレはなさそう。

仕事するなら比較的静かな商務座がよさそうですけど、価格を考えると飛行機のほうが速くていいかもしれませんね。最近は安全重視なのか、あまりスピードを出さないようですし。