中国における、厳しいネットセキュリティ環境
中国においては、かなりネットセキュリティ環境が厳しいと言わざる負えません。
中国製のソフトを入れないのは勿論、なるべく中間業者を挟まずにキャリアへ直結する回線、信頼できるルーター装置、そして常日頃の暗号化など、できる対策をすれば被害にあう確率を下げることが出来ます。
以下、チェック項目
- PCのセキュリティソフトに中国製をつかっていませんか? 今すぐにマイクロソフトエッセンシャルに変えましょう。こちらも無料です。ネットワーク内にあるPC全てをチェックしましょう。
- 各ソフトの最新版やパッチを導入していますか? IE6やWindowsXPを利用するのは止めましょう。
- 中国で購入したPCを使っていませんか? 中国のPCには新品でもウィルスが入っているものが結構あると言う報告が米マイクロソフトから出ています。
- 中国のOSなしPCに、電器屋さんが無料でOSを入れてくれるサービスがありますが、そういったPCを利用していませんか? その無料OSはウィルス入りかもしれませんよ。今すぐ初期化して正規版を入れましょう。
- ルーターは信頼性の高いものですが? なんなら日本製を持っていけばいいかもしれません。
- 無線LANがクラックされないように、MACアドレスで規制をかけていますか?
- 信頼できる回線業者を使っていますか? オフィスビル内の共同回線や、ホテルの回線にも途中にクラッカーが居るかもしれません。なるべく中間業者が少なくキャリアに直接つながっている回線が安心です。
- 信頼できるVPN業者を使っていますか? 暗号化できないVPNや特別なソフトを利用するものは、怪しいかもしれません。自分でサーバを立てる方法もありますがこれも管理が必要なので何とも言えないところですので、日本のそれなりの会社のものを利用するのが一番かも。
- 日常的な暗号化処理。
- 二重認証の導入。Googleのアカウントなどはこれが利用できます。が、携帯のアドレスにしか送れないのでそれが多少面倒です。
- パスワードは10文字以上にしてランダムで複雑、且つ 大文字・小文字・数字・記号を織り交ぜること。
- そして、もっとも重要なのは、パスワードを常日頃変更することです。しかし、これがなかなか出来ない。変更が多くて紙に書いて画面に貼るとかになると、本末転倒です。
これらをすべて実施するのは、かなり難しい話になってくるわけですが、パスワードの変更を頻繁に行うだけでも効果がありそうです。