内陸へ1200Km 中国の村の人々が信じていること

春節を迎えた中国の寒村。人影のない小道と経年で変色したコンクリート製の家がうらぶれて寂しい。それでも村は一年でいちばん人口が多い。

民工として外で働いた人々が帰省し、寒いから家にこもって麻雀の最中。白酒飲んでワイワイやっている。IMG_6883

村には不似合いな全自動麻雀卓。ある家が導入したら、面子でほかの家も次々に導入され、あっという間に村スタンダードになったという。

面子とまだまだ稼げるという自信からか、豊かではないはずなのに数千元単位(数万円)の金が飛び交っている。人生設計はいっさい要らない、今やりたいからやる。それだけだと金を賭け続ける。

一晩で数十万円負ける人も出てきた。いいんだ又、勝つときもあるという。

年金も健康保険も生活保護も存在しないこの世界で、明日は今日より良いという実感と面子だけを頼りに猛烈に消費する。死ぬときは死ぬから未来を考えても仕方がないという潔さと諦めが数千年続いているのだろう。

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村に最近できた高速道路。春節前はちょっと混んでいた。出稼ぎ先の広東から長距離を走って帰省する人が増えている。車を手に入れることは、故郷へ錦を飾ること。

ある民工の人がアウディを買って村に帰省した。20万元以上したという。未来の保証が何もない中で何故買えるのかと考えてしまう。それは未来は悪そうと延々と考え続けている国の考え方なのかもしれない。

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年金、健康保険、生活保護が存在しないのは元からだし、高級車が買えるようになったのだから、以前より確実に豊かになってきている。

素朴に疑うことなく今後はもっと豊かになると信じている。

今後は中国の村にも「今思考」ではく「年金、健康保険、生活保護」的な「未来思考」が広がるのだろうか? だとしたら中国が大きく減速するのは目先の株とか不動産じゃなくて、その時だ。

ギリシャは中国の影響下の元に再生する?

ギリシャが国民投票で財政健全化案にNOを突きつけた。
こんなビンボー暮らしはもう嫌だ! とハッキリとキッパリと意思を示したわけだ。
いかにもギリシャらしい。

2013年にギリシャを訪問したとき、すでにギリシャの粉飾決算発覚後だったが、そのやる気の無さには中国人も驚いていたようだった。
普通に考えると経済危機だから、少しはがんばろうとか、仕方ないとかいう話になると思う。

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中国で販売されている日本観光ツアーについて聞かれた

最近、中国の方から日本の旅行はどこがいいかと聞かれます。

例えば、この3つのツアーのうちどれがいいですか? と聞かれました。
どれも6000元程度の日本観光のパック旅行です。
4月の終わりなら、さくらも見れる北海道を訪れる3番を推奨しておきました。

ちなみにこの方は、この円安の今、日本で買い物したいということで急に行くことを決めたようです。
春節に私がアテンドした方の微信友達なので、アップされた商品の画像をみて行きたくなってしまったのかもしれませんね。

中国で販売されている、日本観光ツアー

1.【两晚日式温泉+富士山深度悠闲】日本富士山、大涌谷、芦之湖游船、忍野八海、富士急乐园、东京银座五天超值游
5549元/人

参考行程:
第一天:深圳—香港  Q东京~酒店
第二天:酒店~3小时~箱根平和公园(赏樱名所)~15分钟~地质奇观——大涌谷~50分钟~芦之湖游船(一站)~1小时~酒店
第三天:酒店~1小时~富士山五合目(登山证书、遇天气原因封山时改去富士山资料馆)~30分钟~富士急乐园(乐园内午餐、游玩项目费用自理)~20分钟~富士忍野八海~30分钟~酒店(体验温泉、酒店内晚餐)
第四天:酒店~1小时~皇居、二重桥~20分钟~银座、LAOX电器店(午餐自理)~15分钟~浅草雷门寺、光伸免税店~20分钟~御台场(海滨公园、富士电视台广场、Divercity高达战士像)~酒店
第五天:酒店~20分钟~~机场东京  Q  香港

 

 2.日本 本州名城古都 赏樱6天游 【畅游:大阪、名古屋、京都、和歌山】
出发日期:4月16日 5590元/人
出发日期:4月30日 6190元/人

参考行程:
D1 广州Q名古屋(参考航班:CZ379  1400 /2120) 
D2 名古屋热田神宫·赏樱—21绿洲—名古屋电视塔—和歌山·赏樱
D3 和歌山三段壁·赏樱—黑潮市场—贵志的车站(猫站长)–大阪
D4 岚山公园·赏樱—稻荷神社·赏樱—西阵织–心斋桥—道顿掘
D5 全天自由活动
D6 大阪Q广州( 航班:CZ390  1410/ 1715)

 

3.日本 东京、北海道 赏樱豪华6天游(香港往返)【畅游:东京、札幌、小樽、登别、洞爷湖】

出发日期:3月31日、4月2日、4月4日、4月7日
参团价格:6599元/人
出发日期:4月9日、4月11日、4月14日、4月18日
参团价格:7299元/人

参考行程:
D1 广州-香港 BUS   
D2 香港Q成田Q千岁 参考航班:JW300  0145/0645
   JW907  1215/1400 洞爷湖温泉酒店或同级
D3 北海道 BUS 札幌APA酒店或同级
D4 札幌 BUS 札幌APA酒店或同级
D5 札幌Q东京成田 参考航班:JW912  1930/2100 成田万路德酒店或同级
D6 成田 BUS 成田万路德酒店或同级

 

トルコは本当に親日国だった

 ギリシャの島にいったら、中国人だらけでここは海南島か! と思ったのが1年前。

こんどは、そんなギリシャの隣にある、季節外れのトルコへ行ってみました。
 
11月から12月にかけての、この時期は雨が多くて寒いのでオフシーズンにあたるようです。
古い日本の歌謡曲「飛んでイスタンブール」に歌われているのとはちがって、イスタンブールには沙漠はありません。
中東というよりヨーロッパ的な雰囲気の街ですので、日本より寒い感じです。
実際、一気に風邪になり最初の3日は頭痛で、終始鼻水を垂らしながらの旅になりました。
 
今回行ったのは有名な観光地の多い西トルコです。
都市部はもちろん内陸部でも3Gモバイルは意外と繋がりましたが、日本ほどのカバー率は無いようです。
それでも、トルコでも多くの人がスマホを持っていて、普通にフェイスブックとかをやって居ました。
 
このあたり中国とも同じですが、中国と違ってGooglePlayが普通に使えるので、アプリを登録するだけで、これらの莫大な数の人々とも商売が出来そうです。
イスタンブールの地下鉄ではモバイルゲームをやっている人も多かったようですが、ネット回線がつながらないのでスタンドアローンでも動作するものだとおもいます。
世界のどこでも急速に普及するスマホを相手にするなら、かなりの部分がスタンドアローンで動作して、ちょっとだけネットのアプリを投入するのがいいのかもしれませんね。
パズドラとか猫ウィズはネットがないとダメなので、新興国や後進国ではちょっとかったるいです。
 
さて、最近はここトルコでも日本人観光客が減り逆に中国や韓国の観光客が増加しているわけで、ギリシャの島と同じ状況にあるわけです。
実際、中国や韓国の観光客を沢山見かけました。
 
それでも、ここはトルコです。
何処へ行っても「こんにちは」と話しかけてくれます。
日本人観光客のプレゼンスが低下しても「こんにちは」なのだから、さすが親日国ですね。
商売としてはどうなのかと思う所ですが、素晴らしい親日ぶりです。
エルトゥールル号の伝説は確かに生きておりました。
 
「こんにちは」に続く部分も日本語なのですが、それが結構笑えます。
「お兄さん ヤスイヨ」だったり、
「だめよーだめだめ」誰が教えたのか流行りネタだったり、
「ヤクザ、サムライ」意味不明ネタだったり。
 
このように、トルコではまだまだ日本語が強いですが、それも日本人が行かなければ、いずれギリシャのようになってゆくのは仕方がない話かと思います。
見どころも多い国ですので、多くの日本人がトルコへ行って、このトルコの日本語を守ってほしい所です。

日本人にフレンドリーなウズベキスタンという国

ウズベキスタンに行き、いろいろと見てきました。
何よりも驚いたのが、ほぼ中国の人に会わなかったことで、これは中国西部との距離が近いだけに意外な感じでした。

唯一中国の方と会えたのは、中華料理屋をやっている方々で、中国語と話しかけると天津出身だとかいっておりました。
中国人が作っているので、この中華料理なかなかおいしかったですね。

さて、圧倒的な購買力をもつ中国人観光客がいないとどうなるか?
それは、次に購買力を持つ日本人が自動的にターゲットになるわけで、東洋人をみるとみな「コンニチハ」とか「ヤスイヨ」とか日本語で話しかけてきてくれます。

今回の旅行に参加された方は、放浪CTOもビックリの歴戦の強者でチベットや南米なんて当たり前という方々ばかり、そういった方々の話によると最近はどこに言っても「ニーハオ」と言われるそうです。
みなさん、そういわれると一瞬ムムっと思うそうですが、最近は仕方がないと慣れていたところに、今回のウズベキスタンでは「コンニチワ」ですから、ウズベキスタンは良い国だという話をされておりました。

さて、あまりに売り込みが激しいときは、さすがにコンニチワといわれても鬱陶しくなってきます。
そこで、私が逆に「ニーハオ」というと、彼らは一瞬不思議そうな顔をして、あれ? 関係ない人に話しかけてしまったと言う感じで、笑いながらそそくさと退散して行きました。

このように、この国はある意味ゆっくりした平和な感じがする国ですが、
だけど5年後はわからない、今は中国との人の往来が少ない状況での静けさのようで、今後変わっていく前兆はいたるところにありました。
すでに中国の物品が大量にならんでいて中国の影が大きく見受けられたのです。

日本はといえば、ODAは頑張っているとのことでしたが、滞在中にみた日本製品はといえばトヨタ車3台、いすゞ(合弁工場があるらしい)とシャープと東芝のテレビを見たくらいで、辛ラーメンやギャラクシーSをどこでも売っている韓国にも大きく後れを取っているようでした。
リスクを恐れるあまり、今一つ攻め切れていない日本企業の姿がここにも浮かび上がってくるのです。

経済大国という印象から日本語を勉強する人はかなり居るようで、ふいに入った化粧品店の若い売り子さんが流暢な日本語で話しかけてきたこともありました。彼女いわく日本語は現在全く役には立っておらず徐々に忘れていると言っておりました。
日本の企業が進出しなければ、ガイド等になるくらいしかあまり日本語の使い道がないわけで、そういった職業につかなければ宝の持ち腐れとなってしまうので勿体ない話です。
こうして、日本語ではなく、中国語や韓国語をやったほうがいいという話になり、日本の影響力が徐々に低下して行く現場を見たような印象をうけました。

5年後は、「コンニチワ」ではなくて「ニーハオ」と言っている姿が今から目に浮かぶわけです。
せっかくフレンドリーな国なのに残念です。
そうならないように、日本企業にはもっと積極的に攻めてもらった方がいいのですが。今の感じだと内向きになっているので難しいのかもしれませんね。

観光地としては、非常に面白い場所なので、企業がいかなくても、日本人が観光に行って東洋人観光客首位の座を守ってほしいところです。時差も4時間ですので大したこともなく筆者は全く時差ボケにはなりませんでした。飛行機ではハワイと同じくらいの所要時間です。それでいて、日本とはまったく別世界ですから素晴らしい。

6月6~13日という夏の時期だったので暑かったですけど。


ヒバのミナレットから


ブハラ。


天然ガスが豊富とのこと。


中国語発見。サマルカンドへ向かう途中のガススタンドにて。このタイプの冷蔵庫たくさん見かけました。


異国と言う感じがします。


サマルカンド

中国新幹線の席順が、なかなか思い通りにいかない

中国の新幹線。今やどこにでも張り巡らされているので、中国に来るなら乗ることもあるかもしれません。

筆者もこの一週間、この新幹線に乗りまくって、上海やら北京やら武漢やらあちらこちらに行ったので、この新幹線についてちょっと書いてみたいと思います。

中国の新幹線には大きく分けてG高鉄とD動車があり、Gは停車駅が少なく速いが価格が高く、Dは停車駅が多いので遅いが価格が安いといった感じです。

これに乗るには当然切符が必要です。
ネットで買うか、駅で買うか、あるいは街中の切符売り場で買うか。いろいろな手段があるのですが、特に外人は面倒です。
まず、外人はネットで購入しても自動受け取り装置が使えないので、必ず有人の窓口を利用するしかありません。駅の窓口や街中の切符売り場は有人なので、そこで受け取ることになりますが、外人は、駅でパスポートの登録をした後じゃないと、比較的空いている街中の切符売り場では受け取れないようになっていました。
ということで、必ず一度は駅の行列に並ぶ羽目になります。これが横から割り込んでくるやつとかいて、非常に腹立たしい行列ですが仕方ありません。
とりあえず、一度登録しておけば、街中の切符売り場でも受け取れるみたいですが。

外人の場合はメリットの薄いネット購入ですが、席順をうまくとるためにはこれを利用するのが良いでしょう。
中国の場合、席順の指定ができず、自動割り当てされるので、うまく同行者と隣どうしにすることが意外と面倒です。
ネット購入の場合、一日3回までキャンセルできるので、となりになるまで繰り返すことができます。
なんでこんな使えないシステムになっているのかといえば、ハードのみを全力で作っているので、ソフトまでは手が回らないのかもしれませんね。

どんな席があるかと言えば、

无座:立ち乗り
二等座:5列席(abc-df)が基本だが、寝台の場合は対面で3×3
一等座:4列席(ac-df)が基本だが、8両編成の場合? 対面個室で3×3(ac-f?)がありこれの場合は、とても狭く二等のほうが良い。
特等座:対面個室で3×3(ac-f?)。同行者が多ければいいかもしれないが、おすすめできず一等のほうが良い。
商務座:3列席(ac-f)。高いので乗ったことないが、ハズレはなさそう。

仕事するなら比較的静かな商務座がよさそうですけど、価格を考えると飛行機のほうが速くていいかもしれませんね。最近は安全重視なのか、あまりスピードを出さないようですし。

「こんにちは」が「ニーハオ」になってしまった

すこし昔の15年前。恐らくは多くの店で「こんにちは」と声をかけていたのに違いなかった。
しかし、今は「ニーハオ」一色。
日本人だろうが、中国人だろうが、東洋人と見れば「ニーハオ」と声をかけられる。
どうやら、EU諸国の観光地では東洋人には中国語で挨拶することが一般的になっているようだった。

恐らくこれは自然発生的なもので、最も儲かる東洋人に対する声掛けが「ニーハオ」だということなのだろう。

確かにヨーロッパに沢山の中国人観光客がいて、お土産を大人買いしている様子だった。
落とすお金も半端ではなく、実際はかなりいいお客さんということなのだろう。

統計をみると、日本人の海外旅行者数は1,699万人/年だが、中国人は8,000万人/年だから、使うお金だけではく数から言っても圧倒的なのがわかる。
中国人観光客のマナーが悪いという報道が良くされているが、全体数が多いからマナーが悪い人間も比例して多いのが普通だと思う。
観光地の人間が本当はどう考えているのかと言うと、東洋人をみると「ニーハオ」言うのが全てを物語っているのだろう。

第三国で何気なく「ニーハオ」と話しかけられたときが、国内に居ると報道以外ではあまり気が付かない中国の国際的な台頭を実感する瞬間なのかもしれない。

中国が発展したのも崩壊しないのも中国人が勤勉だから。ギリシャに行ってわかった

ギリシャのアテネには、パルテノン神殿で有名なアクロポリスの城下町ともいえるブカラ地区というものがあります。
嘗て、ベネチア軍が神殿を大砲で攻撃した時に、その瓦礫が飛び散った地区という意味とのことですが、今ではアテネ随一の観光地で世界中から多くの人々が押し寄せてきています。
道沿いには観光客目当ての数多くのお土産屋が立ち並び、それなりに繁盛していました。

古代の遺跡や美しい風景があるために、黙っていても世界中から観光客が来てくれるというのは羨ましい限りで、なぜこんな国が経済危機の震源地になったんだろと思ったりしたのですが、
夜になると、その原因が少しだけわかりました。

この地区、夜にはライトアップされたアクロポリスが見えるということで、遅くまでかなりの数の観光客が往来しています。
しかし、午後6時頃から、辺りのお土産屋は次々と閉店してしまうのです。
言い方は悪いですけど、これだけ「カモ」が居るのにもう店を閉めるのかよ! と唖然とした瞬間でした。
経済危機だから、なんとか稼ごうとかそういう気合が全く感じられないわけで。それどころか、様々なところでストライキも良くあるとのことです。
こんな状況ですから、いくら観光資源を持っていても国が傾くのも仕方がないのかもしれません。逆に経済危機に動じないギリシャ人も大したものですが。

そして、そんな状況の所に勤勉な人が来たら、それは無双状態でしょう。
店は無くても露店で営業を行い、店があれば遅くまで開けておくのではないかと思います。
ギリシャは遠いですから、あまり中国商人を見かけることはありませんでしたが、露店などにその影を見ましたので実に商売熱心だなと感心したわけです。

しかし、勤勉さが彼の地の国民を上回ってしまった時に、当然、地元との軋轢が発生するわけで、
さらに言うと、中国は世界中に輸出をしているから、輸入先の国との勤勉さ競争は常に起こってくるわけで、負けた方は文句の一つも言いたくなるわけです。
そういえば、ロシアでは勤勉な中国人農民に地元民が不満を持っているという報道をみたことがあります。

中国に対する悪評の多くは、実は地元の人が中国人の勤勉さに対抗できないことが原因になっているとも考えられるのではないでしょうか。
つまり、軋轢や文句は、地元の人が勤勉さ競争に負けた証拠と言えるわけです。

日本で華僑の力があまり強くないのは、日本人も負けずに勤勉なので、なかなか入り込む余地が少ないということなのかもしれません。
とりあえず、勤勉な国民が多い国ほど発展するはずだから、中国が発展したのもきわめて当たり前のことだと、遠い旅先で思ったわけです。

BRICSの中でも資源ではなく人で戦っているのは、中国とインドですが、より幅広い国民がそれに参加していたのはやはり中国の方でしょう。
新興国の成長性に疑いが持たれる中、中国経済だけがなかなか失速しないのも、この勤勉さ故だと思います。

ただ、夜中や朝っぱらから工事やるのはやめてほしいです。勤勉すぎです。

海外に行く中国人のマナーは良い。むしろ……

ハロウィンで飲めや歌えのどんちゃん騒ぎを夜中の3時まで続けた下の階の米国人。
アジアでは彼らはまだまだ優越感をもっているのかもしれない。
オレ様がやっているんだから問題ないだろ感がスゲー漂っている。

まず、中国マンションの壁は紙のように薄い。
よって、あのどんちゃん騒ぎは少なくても上下3階、向こう2件にわたって響き渡っていただろうことは間違いがない。
それは彼らも十分知っている事だとおもう。

米国の田舎の家は広々としていて、一軒家だから問題はないのだろうけど、上海で一軒家などほとんどない。
争いを避けるために上海人はそれなりのルールを持って生活しているわけで、
これだけマンションでバカ騒ぎをしている中国の人を私は知らないし、そんな時は料理屋やKTVなんかに行くと思う。

でも、そんなのカンケーネーで、それを薄壁マンションでやる米国人。
なかなか見事な反社会ぶりで呆れた。

中国とは縁もゆかりもないハロウィンだから、周りの住人もなんで夜中に連中が騒いでいるか意味不明だったにちがいない。
住んでいる中国人達は普通に節度を持って暮らしているのだからなおさらだ。

よくよく考えてみると、中国人の場合は旅行者数が多いからマナーの悪い人も多いだけで、割合としてみれば他国と同じくらいなのではと思った。
EUに行ったときにも沢山の中国人観光客が居たが、道にタンを吐いている人とか怒鳴っている人とか、ホテルで騒いでいる人とかは、ほとんど居なかった。

中国人のマナーが悪いと外国から言われても、お前らの国から中国へ来ている連中のマナーをよく見てみろと、そのうち倍返しされそうだ。

ギリシャエーゲ海の島々が中国の海南島化。20m歩く度に中国語

中国人の海外旅行といえば、少し前までは日本や韓国などの近場に団体で来て、大量の物を購入して帰るというイメージがありました。
しかし、元高や中国経済の拡大によって、この状況が変わりつつあるようです。


中国人に大人気 サントリーニ島の教会。写真を撮影しているバックには、もちろん中国語が聞こえる。

経済破たん後のギリシャは、何か暗い雰囲気があるのかと思いきや、妙に明るく、経済危機だとかそんな雰囲気はあまり感じられません。
店などは、さっさと定時に閉めてしまうので、観光客がまだ沢山いるのでもったいないと思うが、経済危機だからっていちいちやる気にならないのがギリシャ流なのかもしれませんね。
経済危機の爪痕はグローバル経済に抗議すると書かれている落書きぐらいで、あれだけ問題になったのに、余裕をかましていられる理由は一体何なんでしょうか?
これがもし日本なら、閉塞感がどうのとか結構暗い雰囲気になっていることはほぼ間違いありません。

東洋人と見ると、ギリシャの店員さんなら、ほぼ100%「ニーハオ!」と話しかけてきます。
経済危機ぐらいではやる気にならなくても、中国人の多さにはさすがのギリシャ人もやる気になってくるようです。
なにしろ、ギリシャの観光地では20m歩くと中国語が聞こえてくる状況ともなれば当然でしょう。購買力の高い中国人観光客が大量にいるわけですから。
中国語の看板もあちらこちらで見かけ、またレストラン等では中国語版のメニューがあり、ギリシャ人の店員も「ジーロウ」とか「ニュウロウ」とか言っているので何かと思ったら中国語。
これでは、ギリシャエーゲ海に来ているはずなのに、まるで海南島にでも来ている気分になってきます。

ギリシャのブランド品「Folli Follie」等を大人買いする姿も見られ、当地にかなりのお金を落としていることも見て取れます。
上海の新世界デパートに「Folli Follie」の店がありましたので、中国ではかなり人気なのでしょう。
これだけの存在感を見せつける中国人観光客達が、ギリシャの経済危機の緩和し、したがって当地ではあまり危機感が感じられないといった状況になっているわけです。
一時期、経済危機で100円割れまで行ったユーロが130円越えしているのには、ちゃんと理由があるようです。

本当かどうかはわかりませんがギリシャは中国人にとって比較的ビザが取りやすい国という噂があり、ヨーロッパへのゲートウェイとして人気があるようです。
EUに加盟しているギリシャのビザ(シェンゲンビザ)さえ取れてしまえば、ギリシャ経由でイタリアでもフランスでも好きな国に行くことができるからです。
http://http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%B3%E5%9C%8F
世界最強クラスのパスポートを持つ日本人には実感できない部分ですが、ビザの問題は中国人にとっては大きな問題です。
それが、1つ取得すれば30ヵ国近くの入国が一度にOKになるというのはすごいメリットではないでしょうか。
一方、近いとはいえ、日本は1ヵ国でビザが必要な上、手続きも煩雑なため面倒です。
2国間関係の悪化の問題もあるかもしれませんが、中国人観光客の減少は決してそれだけが理由ではないでしょう。
単に他国に比べて競争力がないだけで、もし日本側が商売として観光客を増やすなら、更なるテコ入れが必要であろうことは容易にわかります。

そして、ヨーロッパを旅行する中国人観光客が、ほとんど個人旅行者であるといった点もこれまでとは違うイメージでした。
日本だと、秋葉原あたりに中国人観光客の団体が沢山くるというイメージがあったのですが、ヨーロッパの観光地ではそうではありません。
当地では日本人の団体旅行客を結構見かけましたが、中国人の団体旅行客はほとんど見かけません。
中国人は日本人より英語が得意な人が多いので海外旅行へ行ける階層なら言葉は問題ないのかもしれないし、また、ビザの問題さえなければ中国人はわざわざ団体旅行なんかしたくはないのかもしれません。
そういえば、本屋ではロンリープラネットの中国語版が人気のようです。
つまり、ビザの問題があったために中国人といえば団体というイメージがあっただけで、個人旅行の増加は、経済力の拡大に伴い、本当にしたい旅行をしているということかもしれません。
ギリシャは個人旅行のビザも比較的出やすいということです。

ヨーロッパにこれだけ中国人観光客が増えれば、彼らを相手に商売をしようという中国人も居ます。
レストランやホテルは勿論、ギリシャでは結婚写真撮影の商売が数多く行われていて、エーゲ海の島々では中国のカップルが結婚写真を撮る姿を何度も見かけました。
撮影代が数万元のものもあり、商売として成立しているようです。
ただし、まだまだサービスがプリミティブな感じで、日本の撮影会社や旅行会社がより洗練された撮影サービスを彼らに提供すればビジネスチャンスがあるかもしれないと感じました。
もしかしたら、中国本土で中国人を相手に商売をやるより、競争相手が少ない海外の第三国で海外旅行できる中国人(富裕層)相手にこのような商売をするほうがやりやすいかもしれません。
日本人が円安で来なくなって困ったという旅行会社も、いろいろとやりようはありそうです。

EUにちょっと行ってみると、中国人観光客の多さに圧倒され、彼らが世界を揺るがしたギリシャ経済危機に大きな影響を与えていることがすぐにわかるわけです。
グローバル経済に抗議する落書きがあると書きましたが、結局その経済を救ったのは、落書きを書いている人間ではなく中国という他国の観光客=グローバル経済だったようです。

距離的に近くに住んでいる人がグローバル化反対と唱えていても、自分が最も儲かる仕事を近くの人が与えてくれているかどうか考える必要がありそうです。
もしかしたら、すごい遠いところの人かもしれません。ギリシャの島々は遠いところにいる顧客に適応するように、中国語の看板、話しかけてくる言葉、結婚撮影と海南島化しつつあるようです。
彼らの顧客は近くで落書きを書いている人々ではないからなのでしょう。