上海の地名となった日本のスーパーの話

おしんというドラマが30年くらい前に放送されていた。奉公にでた女の子が苦労しながらスーパーの経営者になったという話だったと思う。
そのドラマのモデルとなったのが、ヤオハンというスーパーの創業者だと言われているのだが、そのスーパーも90年代に破綻。
イオンなどに吸収されてしまったのだという。

ヤオハンが破綻した原因は積極的な海外進出にあるといい、それを象徴するのが破綻2年前に上海浦東でオープンした「ネクステージ上海」という巨大デパートだ。
10年以上も前の中国でこんなバカでかいデパート作ったのはすごいが、まあ、物はあまり売れなかったんじゃないかと思う。
いまでも中国の個人消費は弱いのに、10年以上前なら、なおさら見物には来てもどれだけ買う人間が居たのか。

経営的には完全に失敗だったのだろうけど、このデパートには見物人を集める集客力があったので、このデパートを中心に小奇麗なショッピング街が生まれた。
その呼び名が八佰伴地区で、最寄り駅は地下鉄9号線の商城路。
この通り、大衆点評にも存在している。
http://www.dianping.com/search/category/1/0/r802
中国の人がパーバイパン、パーバイパンと言っているから何かと思ったら、ヤオハンだったわけで上海ではかなり知名度が高い。


ヤオハンの投資ヤオハンではなく、まわりの土地の価格を上昇させることに繋がったわけで。ヤオハン以外は超儲けたのではないでしょうか。
よ~く考えてやらないと、Win-Winの関係じゃなくて、lose-超win関係になってしまいますから。
結構そんな感じの進出企業とかありますよね。

ヤオハンの場合は地名にもなったくらいなのでまだ勝ち組なのかもしれませんけど。
 

レストラン 微信で口コミを拡散戦略。 意外とやっている客が居ました

メチャクチャ辛い上海の火鍋屋「辣府」。辛さと麻が絶妙で美味しいので、上海滞在時には良く行く店の一つだ。
http://www.dianping.com/shop/6586622

今までに、何人もつれて行ったけど、腹痛にならなかった者は誰も居ないという恐ろしい辛さを誇るこの店で、欠かせないのが飲み物。

微信でつぶやくと、ジュースをくれるというキャンペーンをやっていたので、筆者もやってみた。

別にテンセントに金はらってやっているとかじゃなくて、単につぶやいた画面を店員に見せるだけなのだが。

まわりのテーブルでも殆どの人がやっているようだったので、かなりつぶやきが増えていると思う。

この手の辛い店にはあまり上海人が来ないので、来る人間は辛さに耐性のある地方出身者のことが多い。微信では同郷ネットワークが出来上がっているので、来た人間が呟けば辛さに耐性にある人間に絞って上手くアピールができる。

辛いのが好きな人間を一網打尽というわけで、かなり効率がいいと思った。

expedia.co.jp というサイトで複数の航空券を買ったら、トホホなことに

航空券というものは、別々の飛行機会社でも一つのチケットとしてまとめられてしまうと、かなり面倒なことになるということが初めて分かった。
例えば、上海からローマ、ローマからアテネ、アテネからイスタンブール、イスタンブールから上海という日程があったとすると、expedia.co.jpの「周遊」という選択をした場合、各旅程の航空会社がちがっても一つの航空券にまとめられてしまう。

するとどうなるか? 上海からローマに渡り、もし、次のローマからアテネの飛行機に乗らないと、以降の全ての旅程が勝手にキャンセルされ返金もないのだという。

しかも、それ以降の飛行機チケットをもう一度自腹で取直しと、まさに踏んだり蹴ったりの話になる。

では、予め途中の旅程をキャンセルをすればいいかといえば、一つにまとめられた場合は全旅程のキャンセルが必要とのことで、しかもexpedia.co.jpのようなサイトで購入した航空券の場合、キャンセル時には無返金の事が多いので全キャンセルもままならない。

それならば、日程の変更が簡単にできるかといえば、1つの航空券に3つの航空会社が含まれていると、たとえ一部分の変更でもすべての航空会社に変更手数料を支払う必要があるので、変更料が莫大になるのでこれも難しい。

つまり、非常にかったるい話なので、複数の旅程がある場合はこのようなサイトは利用しない方が無難かと。

世界に政変呼ぶ中国の食糧自給率は90%割れ。その原因は減産ではなく価格

商務部の最新データが示すところによれば、中国の三大農産物の輸入が増加している。
昨年の中国に於ける食糧輸入は7000万トンを超え、食糧輸入量が過去最大の年となった。

中でも、大豆の総輸入量は5838万トンと、記録を更新し続けている。
そして、今年6月の大豆の予想港到着量は832.28万トンで、月刊記録を更新。
1月〜4月の米の輸入量は100万トンで、対前年比83.6パーセント増となった。
つまりこれは、中国の食糧自給率が90%以下に低下したことを示している。

同時に、肉製品の輸入も急増している。
豚肉は2008年から、純輸出から純輸入に転じて、輸入量は急速に伸びている。
食糧輸入の急激な上昇は、中国の食糧生産能力の低下によるものではないかと思われるが、実は2012年に中国の食糧総生産量は9年連続の増加を実現し5億8957万トンに達していて対前年比3.2%増となっている。
なぜ食糧の増産が続いているのに、輸入量は急増しているのか? 原因は国内外の価格差である。

国内外の価格差が生まれるのは、高い食糧生産コスト、中国の農業・農家の小規模経営が主な原因である。
近年、農業生産資材価格、人件費、地価などが急上昇している。しかし、農家の経営規模はそれに応じて拡大することはなく、価格面で劣勢に立たされている。

また、コストの原因以外に、中国の特別買付にも関係ある。
近年、中国は農民の利益を保護するため、食糧の最低買付価格や小売価格を引き上げ続けてきた。それによって、中国の食糧価格と国際市場価格の間に大きな差が出てきた。

しかし、中国社会科学院農業発展研究センターの李国祥研究員によると、食糧自給率は90%以下に低下したことは、中国の食糧安全保障が脅かされていることを意味するわけではないとしている。
大豆やトウモロコシなどのいくつかの品種の輸入量を増やすことで、より良く国内のニーズを満たすことができる。
これは中国国内の食糧市場を安定させるためにも非常に重要なことだという。

また、李国祥研究員によれば、中国の生産能力全体は上昇傾向を示しており、一方、食糧の輸入能力も強い。
2012年中国の農産物輸入は、国の外貨準備のわずか3%未満に過ぎず、中国の食糧安全保障状況全体は改善している。
もちろん、このような大規模な輸入には大きなリスクもある。
将来、輸入食糧の供給をどう管理し、国内産業への影響を低減するのかは中国が直面している主な問題だという。

都会に比べればかなり収入に格差がある中国農村の人海戦術を以てしても、近代大規模農業には太刀打ちできない様です。
つまり儲からないので、日本のように農民が少なくなる可能性が高そうです。やろうと思えば自給できるけど、そんな儲からないことは誰もやらないという状態。
それでなくても都市部と農村の格差を考えたら農業をやる気にはならないでしょうし。

ある意味、中国人も日本人と同じように農業をやらなくてOKな財力がある状態になったと考えられるので、世界中の農作物が中国へ集まることになり、エンゲル係数の高い財力の無い国は厳しいことになってゆくのではないでしょうか。
最近、世界的に政変やらデモが頻発しているのも、この中国の変化と無縁ではないでしょう。

中国の理財商品 シャドーバンキングの商品はネットで買えます

中国の時限爆弾やらサブプライムやら物騒なレッテルを貼られている理財商品。
シャドーバンキングという言葉と共に、日本でも急速にクローズアップされています。

「影の銀行」なんて聞くと地下銀行か何かと勘違いしそうですが、普通に銀行がその商品を販売しています。
インフレ率が高いのに銀行の定期預金などは3%と預けておくだけ丸損なので、このような5~10%の金融商品に人気が集まっていました。

理財商品金利

さすがに5%以上の高金利は少ないが、5.5%がまだある。

定期金利

定期は短期だと、2~3%

しかも、定期預金と理財商品の違いが良くわからない人も多く、銀行で普通に購入できるので、3%と10%なら10%選ぶよなあといった感じです。
そんな感じで130兆円も集まってしまった理財商品。

そしてその資金の出口は、地方政府が大規模開発と称して工事をやりまくっています。
中国を旅していると、なんでこんなド田舎にこんなモノがという建築物を良く見かけますが、資金供給のカラクリの一つが理財商品というわけです。

日本でも地方にバブル時代に作られた変なテーマパークがあったり、場違いに煌びやかな建物があったと思いますが、
それらの建築物から決して収益を上げることができませんから、非常に似通っています。

中国の場合は、今は未だ、まだまだ行ける的な雰囲気が漂っているので、そういったガラクタ建築物もまだまだ行けそうプレミアがついていますが、
その期待感が萎んでしまえば、やっぱりただのガラクタだったと言う現実が迫ってきます。
日本の夕張だって、あのテーマパークを企画した人はちょっとは行ける! という感触を持っていたのではないでしょうか?
今の中国にはそういう人が大量に溢れているわけで……ということは、廃墟マニアには今後の中国は必須の観光スポットになるかもしれません。

さて、こんな金利じゃやってらんねーという庶民の期待を背負った高金利な理財商品。
じつは、中国のネットバンクは進んでいるので、銀行に出向かなくてもネットで簡単に購入することが可能です。

工商銀行ネットバンク画面

中国のネット銀行サービスを初めて見た頃、日本に比べていろんなものを売っているんだなと感心したものですが、
その時に、知り合いの中国人に定期が3%だけど、こちらの7%のやつは何? と聞いた記憶があります。
「分からないが、銀行が売っているんだし、まあ大丈夫じゃね」と言っていました。まあそんなもんです。