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1週間後に迫るIPv4-IPアドレス枯渇で中国のイントラネット化はさらに進む?

カテゴリ : 
ネット関連技術
執筆 : 
chinese-homepage.com 2011-2-1 9:35

IPアドレスはインターネット上のマシンを特定するものですが、このIPアドレスは全世界に46億個存在する。これが今後1週間程度、つまり2011年2月7日前後に枯渇する見込みとなっている。
PCから携帯まで、ネットに接続する端末は基本的にこれが必要なので、スマートフォン等が普及する中、IPアドレスが枯渇することは業界の死活問題である。

これは早い者勝ちで割り振られているので、米国を初めとして日本など比較的早い時期からネットインフラの整備を進めていた先進国は比較的余裕があり問題は少ない。
特にアメリカは43億個のうち70%を保有しているといわれ、1670万個を保有する企業や大学なども存在しているのであまり危機感は持っていないようだ。
しかし、近年急速に発展する新興国、特に中国ではネットの利用者数が世界一なのに対し、割り当てられたIPアドレス数は米国の1大学MITと同じくらいだという。

1大学や1企業で1670万個も使うはずもなく、実際に利用されているIPv4-IPアドレスは実は1割~2割程度だという。
しかし、これが既得権益化しているので世界的な現在の流れとしては、これはそのまま置いておいてIPv6に移行し、IPv4、IPv6二つの規格を併存させる方向へ向かっているという。

しかし、IPv6に移行するには、とてもお金がかかる。

光回線を契約されている方も多いと思いますがルータと呼ばれる機器を利用して、1回線に複数のPCを接続して利用しているのではないだろうか?
これは、1つのIPアドレスを複数の端末で利用するNATと言われる仕組みで、このようなものを国家規模でやれば枯渇問題に対してある程度対処可能になるわけです。

IPアドレスは、米国が勝手に割り振っているために1大学に莫大な数を割り振ったり歪んだ状態になっているので、今回の枯渇を前にして世界最大のネット人口を持つ中国がどのような行動を選択するか?
それが、今後ネットが分裂に向かうか否か、未来を別つイベントとなるのかもしれない。

世界はすんなりとIPv4からIPv6への移行に進むのではなく、米国のイントラネットと言える「インターネット」と、中国のイントラネットと言える「中華ネット」(仮称)に分裂という話になるかもしれない。
この新世界のインターネットは、国ごとのイントラネットを採用する国も現れ、全世界を1元的なIPアドレスで管理することはできなくなっている。
とはいっても、国をまたいで接続できる仕組みは一応用意されているとは思う。
ただし、youtube.comと入れてもyouku.comにしかつながらないとか。国家間をまたぐP2PとかIMとかが使えなくなるかもとか問題も当然ある。
ある意味昔の電話網に逆戻りだが、エジプトの話もあり、これを機会にあえて分裂方向に向かう可能性も少なくは無いのではないだろうか。

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